12.バスドラム(1)
今回はバスドラムについてレクチャーをお願いします。
バスドラムは一番低い音の大きなドラムです。
バスドラムはシェル(胴)の材質、大きさ、深さで音が変わります。
口径22インチ、深さ16インチというサイズが標準だと思います。
それを基準に20、18、16インチという小さいのがありますし、
あと最近使う人は少なくなりましたけど24インチとか、26インチという
非常にでっかいバスドラムもあります。
で、大きさが変わるとどうなるかと言いますと、見た目の通りです。
大きくなればなるほど音量は上がり、迫力のある音がなります。
小さくなればなるほど、まとまりのあるコンパクトな音になりますね。
では、なぜ22インチが標準なのかというと、
バスドラムを踏むために必要なキックペダルが関係してるんです。
このキックペダルのビーター(写真の一番上、バチにあたる部分)のあたる位置、
人間の踏む力、キックペダルのバランスなど、
これらを考えた時に一番バランス良く真ん中に当たるのが22インチなんですね。
これより大きくなるとビーターがどんどん長くなるので非常に難しくなるんです。
というわけで、24とか26インチを踏みこなそうとなると
相当な脚力とテクニックが必要となってきます。
だからそれができる人はやっぱりうまい人なんですけどね。
逆にバスドラが小さくなればビーターの当たる位置が上の方になります。
これはこれでやっぱり正式なバスドラの音が出ないんです。
ただ、上の方に当てることによって雰囲気のある音になるんで、
これはこれでジャズミュージシャンとかは
わざとこういうポジションにして叩いてたりしますね。
ちなみにロックやってる人からすると、
バスドラは大きい方がかっこいいぜって人は多いですね。
ありがとうございました。
ちなみにJENさんは22×16の標準サイズを使用してますね。
でもたまにアコースティックな感じの時とかは
小さいサイズのを使ってることもあったような気がします。
探究心がないので詳しくはお調べしませんけど。すみません。
2010 年 6 月 20 日| カテゴリー:ドラムセット